川村美術館は、マーク・ロスコなどの所蔵品で知られる千葉の佐倉にある美術館ですが、都心から若干遠く感じます。

今は休館中らしいですが、マーク・ロスコは、時間をかけても見たいなと思う作家です。

ロスコは、ラトビアのユダヤ系出身です。イエール中退、アート・スチューデンツ・リーグを二ヶ月でやめ、美術家になる決心をします。劇団に入ったり、NYでグラフィックを学んだりする内に、個展を開く。独自のスタイルを築いたシーグラムビルの壁画で評価を得ることが出来ます。友人に自分の作品を売りに出された事をきっかけに、自分の作品が理解されていないと思い、購入代金を返金して納入拒否した。それで美術館の買取が困難になった作家でもあります。

彼は壁に自分の作品だけを展示し他人の絵を並べてほしくないと望んだと言います。

1970年に病気、その後自殺します。

孤高の芸術家であった彼の作品からは、生命が生きるうえで根源的な血と同じ色、様々な赤の色彩が目を惹きます。

絵画としてではなく、壁画として創作したとも言われます。

彼の作品に囲まれていると、自分自身も生命であると感じさせます。

彼の自分の作品に対するこだわりは、この世には唯一無二の存在があるという事に気づかせてくれます。

芸術家にとって作品は命なのでしょう。

また、時間があればじっくり見たい作品群でした。