思い出に残るドラマ、もう一度見たいと思うドラマは、昔の作品ばかりだ

阿修羅のごとくもそのひとつ。

向田作品の中でも代表作だと感じる。

最近のドラマはほとんど見ない

時間の無駄としか思えない

タイトルも良くない

最近、昼顔という題名のドラマがえらく流行ったらしい。

私からみれば、昼顔と言えば、ルイス・ブニュエルだし、カトリーヌ・ドヌーブの耽美的な表情が眼に浮かぶ。

本物の昼顔を絶対に超える事はできないのだから、意味があるのか無いのか分からないけれども、考えの無いタイトルをつけるべきではないなとつくづく感じた。

あと、ドラマのリメイク版や映画は絶対にやめたほうが良いと思う。

ドラマを超える事はなかなか難しいと思う。

阿修羅の如くも映画が森田監督のキャスティングの時点でああ違うなと思った。

脂の乗った時期の向田邦子が、これはと思う俳優を集めて作ったドラマに敵うわけが無いと思う。

演出、脚本、音楽、すべてに意味がある

今のドラマには、情緒や文学性や、間が無いように感じる。

そして奥ゆかしさや、漂うような空気感がない。

私にとって、阿修羅の如くの音楽は、必ずジェッディン・デデンでなければならない。

また、あのキャスティングだからこそ、絶妙なのだと思う。

阿修羅というのは、闘争の仏神である。

よく修羅場というが、その語源は阿修羅から来ている。

阿修羅像自体も、他の仏と違い、柔和な表情と言うよりも、怒りを内に秘めた表情でもある。

向田邦子が表現したかったのは、女の本性とは闘争的であり、何本もの腕が出ているのは、強欲でもあると言う事の表れかもしれない。