庭園美術館で濃厚な良い時を過ごすことが出来ました。

オットー・クンツリのジュエリーは、装飾品という枠を超えて、人々への問いかけのように存在しています。

彼はジュエリーが持つ身体との関係性、さらに他者や社会と結びつけるコミュニケーションの触媒としての性格を巧みに利用して、ジュエリーを普遍的な人間存在や社会のメタファーへと変換させてきました。

庭園美術館の室内装飾が、時を超えてこれらの作品のアートとしての存在感を確かなものにしています。

静謐な室内に息づくジュエリーから発散する空気感が、様々な人々を魅了するように感じました。

ジュエリーを身につける行為自体、内面を表現する手段であり、その人そのものの存在感を浮き上がらせる行為でもあります。

その人がどういうことを考え、どのように生きようとしているかの道しるべでもあります。

初対面の人の内面を推し量ることが出来るのは、その人の持つ空気、存在感であります。

その空気を身にまとう為の表現としてのジュエリーが存在するのでしょう