citroenxさんのブログ
今日は、国立新美術館でセザンヌを見てきました。

平日の午前中から昼間にかけては空いているのでお勧めですね。

ただし、展覧会が開催されてすぐと、終わる直前は混むのでお勧めできません。

折角見に行ったのに、人だかりで人間の後頭部しか見れなかったという事の無い様にしたいものです。

「セザンヌーパリープロバンス」と言う題名のごとく、彼の画業の出発点であるジャス・ド・ブッファンのアトリエでの製作した作品等を主に展示されていました。

彼の父親は銀行家でブルジョア家庭に育っています。アトリエも彼の父親から譲り受けた土地だといいます。他の芸術家と比べ、比較的裕福であったため親からの仕送りもあり、苦労なく製作を続けられた彼の作品は、苦悩よりも、静謐で美しく、暖かな明るい南欧の空気が感じられ、人々を穏やかで豊かな気持ちにさせます。しかし、芸術家である彼は、実業家である父親とは確執があったようです。

昔、フランスへ美術を巡る旅にいきました。パリから、南欧プロバンスを巡り、ゴッホのアルルの跳ね橋を見て、そして、パリのルーブルやオルセーで作品を堪能するというコースでした。

南フランスは、暖かく、色彩が鮮やかで、芸術家が製作の為にここに拠点を移したのはよく分かります。

今回の目玉は、「りんごとオレンジ」でしょうか。オルセー所蔵のこの作品は、知っている人も多いと思います。色使いやアングル、構成が絶妙で名作の一つと言えましょう。

ポスト印象派であり、近代絵画の父といわれたセザンヌは、同時代や後世の芸術家に多大な影響を与えたと言われます。実際、エミール・ゾラはじめ、才能豊かな友人に恵まれたようです。

私自身、ヨーロッパだと南欧がどちらかというと好みです。開放感があり、色彩が豊かなイメージがあります。プロバンス地方の織物や布地やプリントは見ていて楽しいですよね。

太陽の光が、国や地方によって違いが有るなと感じます。色彩に現れるのだと思います。

セザンヌの絵は、フランス的であり、且つ南欧そのものという感じがします。