前々から気になっていたリニューアルした東京都美術館とメトロポリタン美術館展を見る為に久しぶりに上野の森に行きました。

上の恩寵公園再生設備のおかげで、スタバなどの大きなオープンカフェが出来て、前よりも使いやすい環境となり、ますます注目をされる地域になるでしょう。

上野の森は東京芸大のお膝元でもあり、国内の主要な美術館や博物館が集まっています。

松方コレクション等で有名なコルビジェ設計の国立西洋美術館は文化遺産に指定されていますが、世界遺産にする運動が行われています。

アジアにおいて、東京のように高水準な美術館が多く存在する都市は珍しいのではないかと思います。

私は、アジアではソウルにしか行っていませんが、都市化が進んだと言えども、美術館の少なさに唖然とした事を思い出しました。

東京の文化施設は建物やロケーションにおいても秀逸で、大きな展覧会も多く催され、美術を学んだり、楽しむ人にとって理想的な都市なのではないかと思っています。

メトロポリタン美術館展においても、多くの人出で賑わいました。

それなりの需要があるからこそなのでしょう。

不況であっても美術展が盛況なのは、その国の民度が高いと判断したいですね。

美術や芸術を愛でて、理解し、心を癒し、心の糧とする。もしくは、新しい発見や視点を与えられ、生きるヒントを授かる事もできます。

ぎすぎすした事や不穏な事が多い世の中ですが、老若男女、芸術に眼を向ける心の余裕があるのは素晴らしい事です。

さて展覧会ですが、私自身、10年ほど前に始めてNYでメトロポリタンを見学して思ったのが、さすがに世界最大級の美術館と言う事もあり、たった2時間ぐらいで把握できるコレクションではないのが現実です。一週間か一月かかる質と量です。年代別に分かれて展示されていて分かりやすくはあったのですが、事前の下調べと勉強が必要だったと感じました。

今回の展覧会は、ほんの一部ですが、価値ある展示をされていると感じました。

アートを巡る旅
アートを巡る旅

フィンセント・ファン・ゴッホ「糸杉」

ゴッホの後期の作品、すでに療養所に入院中の製作。

ひまわりと同様に糸杉に対する主題への情熱が感じられる。

ポール・ゴーギャン「水浴するタヒチの女たち」

構図の不調和から、準備素描に直接顔料を載せたといわれている。

しかし、その不調和さがなぜか人を魅了する作品。

芸術の秋と言う季節柄か、大きな展覧会が都内で目白押しのように感じます。

会期の初めと終わりが混むのを避ければ、充実した一時が過ごせそうです。

東京都美術館は学生時代から行っていた美術館です。

今回のリニューアルは新鮮で、新たな気持ちにさせてくれました。

既存の建物を損なうことなく、レストランや美術情報室等、落ち着いた内装で和めました。

特に、美術館にとってレストランやカフェは余韻を楽しむ重要な場所。

洗練されて落ち着ける空間は、都会のオアシスとして存在意義のある空間に成り得るでしょう