カリフォルニア州の田舎町、エリン(ジュリア・ロバーツ)は元ミス・ウィチタで離婚歴2回、3人の子持ちながら無職の女性だった。職探しに出て面接の帰り、追突事故に巻き込まれた。弁護士エド(アルバート・フィニー)に裁判の弁護を依頼するも和解金を取り損ねた。貯金も尽きかけた彼女はエドの法律事務所へ押しかけ、強引に彼のアシスタントとして働き始める。書類整理中、彼女は不審なファイルを見つける。不動産売却の書類になぜか血液検査の結果が添付されていたのだ。孤軍奮闘して調査した結果、大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止める。病に苦しむ住民たちの惨状に同情したエリンは、怯える住民たちを訴訟に持ち込むよう説得に回る。また彼女の隣りに住むジョージ(アーロン・エッカート)が3人の子供の面倒を見てくれる主夫として私生活面をサポートする。地道な活動が住民たちの共感を呼び、大企業と交渉の場を持つまでになる。ついには執念で600人以上もの署名を集め、全米史上最高の和解金350億円を勝ち取った。大きくなった法律事務所で窓際の個室を与えられたエリンはエドから破格のボーナスを受け取るのだった

というストーリーである。

ジュリア・ロバーツといえば、プリティ・ウーマンだが、私的には、この映画のジュリア・ロバーツが大変好きだった。映画自体、元気と勇気を与えてくれる部分がある。

エリンは実在した人物で、無学歴、無教養、無職、無資格という彼女だが、持ち前の勇気と行動力で、巨大企業を相手に弁護士でもないにも拘らず、全面勝利を収めてしまう辺りが小気味良く、観るものに感動を与える。

何も持たない彼女が、権力に対して立ち向かう事が出来たのは、彼女と同じく弱者である被害者の住民の惨状に共感できたが故の彼女なりの義侠心ではないだろうか?

弾丸は照準が定まると、ものすごい威力を発揮する。

それと同じく、これだけはと心に決めた人間は目的を達成しやすい。

それは、義侠心であったり、名誉欲であったり、自己顕示欲であったりもする。

しかし、自らが正しいと心の奥底からの信念を持てる事こそ、人間は本領を発揮できるような気がする。

心の奥のもう一人の自分が納得しなければ、目的達成や成功は無いという事だろう。

エリンにとっては、それは住民を救う事だったのだろう・・・

アートを巡る旅