最近ある方から面白い話を聞きました。

煙突の話です。

ある町に大きな煙突があったそうです。

煙突の周囲の町の人たちが数人で話していたら、それぞれの意見がどうしてもかみ合わなくなりました。

煙突の数がそれぞれ住んでいる場所によって、本数が違うというのです。

南側に住んでいる人から見ると4本、東側に住んでいる人は6本、北側に住んでいる人は8本、西側に住んでいる人は12本と言い張るのです。

それぞれの人が、私は30年も住んでいる、あの煙突は絶対に8本だ、やれ12本だと言い合っているうちに、ならば皆で東西南北をぐるりと一周して煙突を見てみようという事になりました。

そうして、皆でそれぞれの方位から見てみると、驚いた事に皆が言うことはそれぞれ正しい事に気が付きました。

確かに見ている方位によって、煙突は数が違うのです・・・

これはどうしても真実が知りたいと、煙突の持ち主の工場の人間に聞いてみると、なんと煙突の数は30本だという事を知らされました。

本当の数は30本の煙突が、重なり合う事で一つに見えたり、様々な角度によって見え方が違ってきたのでしょう。

これは、どんな現象にも当てはまる事で、一つの方向からだけ物事を見ると見誤るという事でしょう。

真実は一つではない、角度によって物事は違う見え方があるという事でもあります。

国家の間での争い、立場の違うもの同士、人種間、会社の人間関係、家族、全てに当てはまる面白い話だなと感心して聞き入ってしまいました。

アートを巡る旅

北千住のお化け煙突