久しぶりの庭園美術館、岡上淑子の展覧会に行く

戦前戦後の激動の時代を乗り越えて、現役の芸術家である彼女の作品は、時を経ても色褪せず、私達に饒舌に語りかける

又、庭園美術館に非常に相性の良い作品でもあり、観るものを異空間、異次元に誘う魅力を発する

私の好きなマンレイ、中山岩太を彷彿させるイメージのコラージュ、時代を経ても、人々を惹き付ける

私自身、最近では画集が増えすぎて、なるべく買わないようにしていたが、作品に魅了されて画集を購入した
LIFEやVOGUEなどの海外の雑誌の写真を活用したコラージュは、日本におけるシュルレアリスム運動を先導した瀧口修造に見出され、マックス・エルンストによるコラージュの影響を受けて、益々洗練されて奥深い作品に成熟する

彼女の語録の中で
女の人は生れながらに順応性を与えられているといいますが、それでも何かに変っていく時にはやはり苦しみます。そういう女の人の苦悩をいいたかったのです。
ただ私はコラージュが其の冷静な開放の影に、幾分の嘲笑をこめた歌としてではなく、この偶然の拘束のうえに、意志の象を拓くことを願うのです
時代の転換期にあり、女性が自我に目覚めて、芸術家としての表現を確立することは並大抵のことはなかったと思われる

シュルレアリスム: surréalisme[1]: surrealism[2])は、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが提唱した思想活動。一般的には芸術の形態、主張の一つとして理解されている。日本語超現実主義と訳されている。シュルレアリスムの芸術家シュルレアリスト
ウィキペディア引用
時代と共に変化する社会と人間の内面を深く洞察するシュルリアリズム的な作品に、虚と実が裏合わせになった世界観を感じる