まだ、若い頃だった

銀座での出来事

通りがかりの男性に道を尋ねられた

お嬢さん、この辺りにマルボロと言う店はありませんでしたか?

私が何より驚いたのは、その男性が寅さんにそっくりだった事

寸分違わず寅さんそのもの、間違いなく、本物だと今でも思う

気取りや気負いが全くないニュートラルな雰囲気に圧倒されたのを覚えている

私は、テレビで寅さん映画を観る度に、この事を思い出す

今は居ない、見かける事さえ難しい、昭和の時代の空気を纏う存在感の有る人物

人情や家族愛をシンプルかつ温かく描く寅さん映画

今の時代には、なかなか得難いエンターテインメントではないだろうか

シンプルが一番素敵だと感じさせる、其れが寅さんそのものかと思っている