昔、NHKで種田山頭火のドラマを見た

全てを失い、流浪の度に出る山頭火

財産家の知人の家を尋ねて、居候させてもらうなど、しながら、俳句に取り組む

山頭火の俳句はずっと世の中に残り、未だに人々の胸を打つ

あるけばかつこういそげばかつこう

どうしようもない私が歩いている

生まれた家はあとかたもないほうたる

この旅、果もない旅のつくつくぼうし

まつすぐな道でさみしい

霧島は霧にかくれて赤とんぼ

ふるさとはあの山なみの雪のかがやく

松はみな枝垂れて南無観是音

分け入つても分け入つても青い山

山へ空へ摩訶般若波羅密多心経

ほろほろほろびゆくわたくしの秋

この旅、果もない旅のつくつくぼうし