東京都現代美術館にて、大規模な石岡瑛子展が行われている。

石岡瑛子と言えば、資生堂、PARCOのCM.角川文庫、野生時代、全て、私が未だ子供だった時からの作品が展示されていて、感慨深いものがあった。

PARCOのCMは、まるで上質な短編映画のように、観るものを釘づけにして、時を超えて、衝撃を与え続ける。

石岡の全てのアートディレクションは、高度成長期から消費社会へ成熟を遂げる日本において、デザインで時代を作り、又時代さえ超越した。一つの時代を作り上げて、それに留まる事なく、淀みなく、新たなクリエーションを創り上げてきた日本を代表するクリエイターである。

人は、何を求め、どういう生き方をしたいか、時代だけではなく、思想にまで入り込むようなアートディレクションの数々に、息を呑み、心を揺るがすような感動と衝撃を覚える。

常に、未来を予知、創造する、それこそ、石岡瑛子のアートであったとつくづく感じた展覧会であった。

正に、彼女の言葉の通り、survive 生き残る事こそ、クリエーションやアート、全てにおいて、今現在に必要な言葉である。